平野のブラシ |カシミヤ用馬毛ブラシ 手ごろな値段と大きさが魅力「黒壇 」はじめての1本に

平野のカシミヤ用洋服ブラシ黒壇

カシミヤストールのお手入れには洋服ブラシでのブラッシングが必要と知り、初めて購入した洋服ブラシです。「ブラッシング入門」にピッタリの1本です。

カシミヤストールには馬毛のブラシ

ジョンストンズブラッシング

ウールやカシミヤなどの獣毛製品のブラッシングには、静電気の溜まりにくい動物の毛でできたブラシを使います。この動物性天然素材のブラシには主に3種類(豚・馬・山羊)とあります。

獣毛の中でも繊維の細いカシミヤの毛をブラッシングするのに適しているは、馬の毛のブラシです。豚毛は固すぎ、山羊毛は柔らかすぎます。

馬毛は細く柔らかい中にもコシとバネがあり、ホウキで掃き出すようなイメージでブラッシングできます。

値段の差は「馬毛の質」「毛の量」「植え方」

馬毛ブラシで探すと、1,000円くらいの物から10万円以上する最上品まで沢山の種類がピンキリであります。

この価格差は「馬毛の質」と「植え方」で違います。

馬毛の質

ひとくくりに「馬の毛」といっても、部位によって毛の質が異なるそうで、高級馬毛ブラシのイシカワでは尾脇毛という一頭から僅かしか取れない毛を使っていて、沢山を作れない為、お値段が高くなります。

毛の量

ヘッド16cm×5.5cm 細長い楕円形 毛の密度は水雷型・羽子板型に比べるとやや低くスカっとしています。毛の長さは3.5cm

植え方

機械で毛を植える製法と、職人が手作業で植える製法があります。

手植えは日本の職人が1本1本仕上げますので、出来上がりに間違いがありません。量産できませんのでその分お値段がします。

機械植えブラシは沢山作ることができる為、比較的買いやすいお値段です。ですが、一部の機械植えブラシはブラッシングすると毛が抜け落ちる製品もありますので注意が必要です。

カシミヤのブラッシング入門に適した良品。

洋服ブラシを初めて使う方は、まずこちらのブラシで試してみることをオススメしています。

① カシミヤのケアに適した「馬毛」である
最上級の希少部位の毛ではありませんが、最適な馬毛です。

② 扱いやすい大きさ
柄があるタイプのブラシで、持ちやすく女性や手の小さな方でも扱いやすいです。また、柄に紐を取り付けることができますので、下げておくのに便利です。

ブラシの平野


③ 毛の長さがある
カシミヤのブラッシングは馬毛のコシを生かして、バネを使って掻き出すイメージで使用します。ある程度毛の長さがないと、効果的に掻き出せません。こちらのブラシは毛の長さが3.5cmあり合格です。


④ 機械植えでお値段お手頃
2000~3000円の安いカシミヤ用ブラシもありますが、毛が固い、使っているうちに毛が抜ける等、カシミヤストールのブラッシングに使用するには問題がある思っていたほうがいいです。


⑤ 毛が抜けない
実際私も使っていますので間違いありません。抜けません。


⑥ 見た目がいい
日本のカシミヤ用ブラシってあまり素敵な見た目の物がありません。「木」そのまま。その中で高級家具にも使われるエボニーの落ち着いた黒い柄はとても魅力的です。


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