洋服ブラシのお手入れも必要です。
ブラシの汚れが気になる時。
洋服ブラシを使ったまま、毛の間のホコリをそのままにしておくと、ブラシは蓄積したホコリで黒ずんできます。
せっかくのブラシが台無しです。定期的に金クシによるホコリ取りと、ここぞという時は布巾による水拭きでお手入れしましょう。
※なお、洋服ブラシ自体のお手入れ方法はメーカーによって異なります。ここでは一般的な天然素材のブラシのお手入れ方法を紹介しています。
お手入れに必要な道具
- 金クシ
- 布巾
お手入れ方法
金クシでブラッシング
① 金クシの目の粗い方で全体をブラッシング。毛の根本から差し込み上方向にクシを動かします。
② 金クシの目の細かい方でブラッシング。1.と同様に根本のホコリを浮き上がらせます。前後左右
③ 毛先まで浮き上がったホコリを取り除きます。
布巾で汚れを拭う
金クシでブラッシングして、それでも汚れが気になる場合は布巾で水拭きします。ごく普通の使い方をしている分には、水拭きが必要になるほどひどく汚れることはないと思います。
それでも、どうしても場合なは固く絞ったフキンでふき取ります。
※一般的な天然繊維の洋服ブラシの場合、洗うと馬毛が持っている本来のクセがでやすくなるのでオススメはできません。馬毛特有の臭いなどもございます。
覚えておきたいホコリをとる目的
毛材の黒ずみ防止
これはブラッシングで抜け落ちた繊維が
馬毛が汚れるというよりは、細かいホコリによって黒っぽく見えてしまう現象です。これは「加法混色」といい、カラフルな細かい繊維は、集合し少し離れると平均的な「灰色」として人間は認識するそうです。
毛の開き防止
毛の根元にホコリが詰まっていくと、押されて先端が開いていきます。せっかくの良いブラシも能力が下がりますし、気持ち(テンション)も下がります。
カビや虫の予防
カシミヤ繊維はタンパク質で虫の好物です。また、ブラッシングでとれた繊維はストール表面の繊維で皮脂や汗で汚れている可能性が高いです。それらをブラシにつけたままにし、暗い空気の流れのない箱の中にしまっておくと、カビや虫の発生原因になります。