カシミヤストールを永く楽しむための日々のお手入れ

ストールは数千円のお手頃価格の物から、数万円する高級品まで様々なものが売っています。

その中から、ジョンストンズのカシミヤのストールを気に入って購入したのであれば、できるだけ「状態よく」「永く」使いたいものですよね。

ちょっとした手入れとコツでストールの状態は数年後、大きく変わります。永くキレイに使用していただく為の日々のお手入れ方法をご紹介します。

カシミヤストールを永く楽しむ為のお手入れ方法はシーン毎に3種類に分かれます。

  1. 使う度に行う 「日々のお手入れ」
  2. 汚れが気になる時の 「洗い」
  3. シーズン終わりの「長期保管」

ストールを使う度に行う「日々のお手入れ」

①ストール使ったらカシミヤ用ブラシで大まかに誇りを払います。

ブラシの平野

②ブラッシング後は直射日光の当たらない、風通しの良い場所に干してお休みさせます。

ブラッシングに使う道具

カシミヤのお手入れにはカシミヤ用の洋服ブラシを使います。繊細なカシミヤ繊維には、柔らかな当たりで有りながらコシのある「馬毛」のブラシが良いといわれています。

一般的な洋服ブラシは豚毛が使用されていて、カシミヤには固く強すぎます。

汚れが気になる時の「洗い」

長く使ったもの、外食などで臭いが移ってしまった時、中古で購入した時など「洗いたい」と思う時があると思います。その時はどこでどう洗うか。よく考える必要があります。

クリーニング屋でドライクリーニング

クリーニング屋さんに依頼する時は、何度か依頼したことのある信頼できるクリーニング屋さんで「カシミヤ用」のコースで依頼してください。ドライクリーニングはカシミヤの油脂分を必要以上に落としてしまいパサっとした手触りで戻ってきてしまうケースが多くあります。

カシミアストールのドライクリーニング

また、ブランドタグに直接ホチキスを刺すお店もあるようで・・。そのような愛のない行動をしないお店選びが大切です。

自宅で手洗いする場合

最近はブログ等でカシミヤストールも手洗いできます。と紹介されている記事をみかけます。カシミヤを洗う用の良い洗剤もあり、水と桶があれば自宅で洗うことは可能です。ただ、実行する前によく考えておく点が3つあります。

①干す場所

大きい物ですのでキレイに上手に干す場所が確保できるかよく検討してください。大判ストールで190cm×70cmです。シングルベットより少し小さいくらいです。広げて干す場所を確保できますか?

ジョンストンズの平干し

②シワ、直せますか?

洗い上がったストールはクシャっとなり型崩れした状態で干しあがります。このクシャっとしたストールをアイロンで直す根気はありますか?

ジョンストンズ 手洗い

③ボリューム感が変わります。

水に通した繊維はほぐれてフワっとした状態で洗いあがります。ホワホワでフワフワでとても気持ちの良いものです。ただ、ボリューム感がかなりかわりますので覚悟の上で洗った方がいいです。

シーズン終わりの「長期保存」

寒い季節が終われば、カシミヤストールの出番はおわり。また次の季節が巡ってくるまで長期保管することになります。

次に使う秋がきて、ストールを広げてみたら虫に食われて穴が開いていた・・・なんて悲しい事にならないようにきちんとケアしてから収納しましょう。

①清潔にする

数回しか使用しなかったものは、ブラッシングで余計なホコリをはたき、食品の汚れなどついていないかよく確認しましょう。

ジョンストンズブラッシング

よく使ったストールは「洗い」ましょう。信頼できるクリーニングに依頼するか、手洗いしましょう。あまり汚れていないように見えても、皮脂汚れや食品カスはカシミヤに穴をあける虫の好物です。餌となるものがないように清潔にしてから収納することが大切です。

②畳んで防虫剤と一緒に仕舞う。

畳んでしまいます。他の衣類と重ねる時はなるべくストールが上にくるように置きます。ストールの上に防虫剤を置いてしまいます。

※防虫剤

衣類用の防虫剤は1種類のみを使用してください。複数種類の違う防虫剤を一緒に使うと化学変化が起こり変色の原因になりうることがあるそうです。

また、防虫剤は重ねた衣類の上の方に置くと成分がよく行き渡ります。