やってはいけないカシミヤストールのお手入れ ベスト5|ブランド古着かしみ屋

カシミヤストールの魅力は、柔らかな手触り、上品な光沢、あふれでる高級感ですが、お手入れを間違うと簡単にその風合いは失われてしまいます。

ネット上で「カシミヤのケア方法」を検索すると、沢山の情報があふれています。

しかし、『 実際に試す方がいたら大変だろうな・・。 』『 1回でカシミヤがダメになるかもな・・。 』と読んでいて心配になるようなお手入れ方法も沢山紹介されているのが実情です。

ということで、本日は個人的にカシミヤストールにやらない方がいいと思うお手れ方法を紹介します。

[目次]

5位 アイロンを直にあてる
4位 テープ式ホコリ取り・コロコロ
3位 固い洋服ブラシでブラッシング
2位 通常コースのドライクリーニング
1位 大判ストールを自分で水洗い

5位 アイロンを直にあてる

カシミヤのシワはアイロンで伸ばす。

カシミヤにアイロンをあてる時の温度は中温(140℃~160℃)までです。直接カシミヤにアイロンをあてるのはNGで、必ずあて布(薄手の生地、ハンカチや手ぬぐいでも)をしてアイロンをあてます。あて布をして、アイロンは滑らさないように上から押さえあてます。アイロンをスライドさせると、ゆがみの原因になります。

直にアイロンをあてると、カシミヤのツヤが失われます。

アイロンはあて布をして低~中温で

4位 テープ式ホコリ取り・コロコロ

動物の毛やホコリはコロコロで効率良く取る

テープ式のホコリを取る道具です。ガムテープで代用する方もいらっしゃいます。

犬や猫などの動物の毛が衣類に付着した場合、コロコロで除去する方法がポピュラーです。丈夫な生地にコロコロをあてる分には、とても効率よく毛が取れる便利な道具ですが、カシミヤストールにはNGです。

毛羽立ちます。繊維を傷めます。

3位 固い洋服ブラシでブラッシング

カシミヤストールのケアには洋服ブラシが良い。

洋服ブラシでお手入れすることは大切ですが、カシミヤ用の洋服ブラシを使う必要があります

一般的な洋服ブラシは豚毛で作られています。豚毛の洋服ブラシはやや毛質が固く、繊細なカシミヤのお手入れには不向きです。

カシミヤには馬毛の洋服ブラシを使います。

2位 通常コースのドライクリーニング

カシミヤストールはドライクリーニングが安心。

カシミヤストールはドライクリーニングによる洗濯が推奨されています。しかし、クリーニングに出して失敗してしまった・・。というトラブル事例も多いです。

ドライクリーニングに出すと、カシミヤの繊維に含まれる油脂も洗い流され、手触りがカサカサになってしまうからです。

ドライクリーニングの中にもカシミヤなどの高級獣毛繊維に優しいコースがありますので、カシミヤに適したドライクリーニングコースを選択することが大切です。

代表的なクリーニング会社と選ぶべきコース

白洋舎 高級ブランド・素材別
うさちゃんクリーニングデラックスコース
ホワイト急便ハイクラスコース

※料金は通常コース料金の2倍程度が相場です。ご参考まで。

1位 大判ストールを自分で水洗い

カシミヤは水洗いできます。

カシミヤは水洗いできます。私も自分のニットは手洗します。フワフワになるので大好きです。

しかし、カシミヤ大判ストールは洗うと結構大変ですよ。水を通すと全体的に繊維がゆるみフワフワします。シワも全体的にできます。フリンジがほどける可能性があります。洗う前の形状に戻すのは一苦労です。

「カシミヤは水洗いできる。」という言葉だけ鵜呑みにせず、納得した上でご自分で手洗いすることをオススメしています。

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