ジョンスメドレー(John Smedley)ニット フィットとシルエットとサイズ選び|ブランド古着かしみ屋

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先日、ジョンスメドレー(John Smedley)のニットを沢山買取させていただきました。発売・購入時期の異なるジョンスメドレーのニットウェアをまとめて検品と採寸をしていると、同じサイズSでもシルエットや着丈に幅があることに気が付きます。

調べてみるとシルエットの系統があったり興味深かった為、少し私なりにジョンスメドレーニットについて勉強してみましたのでまとめます。まだまだ勉強中の身、間違っている点などありましたらご指摘ください。

2点とも「レディースS」

ジョンスメドレー(John Smedley)ニット は大きく3つのシルエットに分かれる

ジョンスメドレー(John Smedley)のニット は大きく3つのシルエットに分かれています。

  • イージーフィット
  • スタンダードフィット
  • スリムフィット(ジャパンフィット/イタリアンフィット)

イージーフィットはゆったり目、スリムフィットはタイトめ。スタンダードはその中間というところですね。着る人によってはイージーフィットとスリムフィットではワンサイズほどの差があるように感じると思います。

フィットは進化し続ける

上記の3つの大きな系統は伝統的にずっと同じ形を作り続けているのか?というと、そうではなく常に時代の空気に合わせてサイズの見直し(リサイズ)がされています。

ジャパンフィット 2016年

日本人体形に合うよう作られたシルエット(ジャパンフィット)はスタンダードよりもコンパクトになりますので、スリムフィットの仲間といえます。

ジャパンフィットとして発売したモデルをイタリアンフィットとして発売していたこともあったそうです。ややこしいですね。

とにかく、日本人体形に合わせたコンパクトなモデルもある。ということは知っておくといいですね。

  • ジャパンフィット(2016~)

ニューフィット 2020年

2020年にもレディース定番の5型をアップデート(ニューフィット)と、常に進化続けています。

  1. カーディガン
  2. クルーネック
  3. Vネック
  4. ポロシャツ
  5. タートルネック

従来はタイトな作りだった腕周りと身幅に、ほどよいゆとりを出し肩幅も広げて袖山を少し低くすることでバランスのとれたスリーブラインを成形しています。

ジョンスメドレー公式サイト

  • ニューフィット (2020~)

実寸の比較

実際にニットを比較してみましょう。

下の表は、発売時期の違うジョンスメドレー 長袖クルーネック /レディースSサイズを採寸したものです。

タグのデザインから左のシルバーマルチが一番古く、真ん中は2016年、右は2017年以降だと推測されます。

3点ともレディースS

バストウエスト裄丈
シルバーマルチ(左)42cm36cm 61.5cm79.5cm
ネイビーランダム(中)42cm 36.5cm 64cm77cm
カーキランダム(右)/日本 42cm 41cm 55cm76cm

注目すべきはバストサイズ。3点とも同じということがわかります。バストを基準に丈やウエスト幅でシルエットが決まります。

さらに、カーキランダム*は日本別注です。日本人体形に合わせたジャパンフィットでしょう。表の数字からも袖が短い事がわかります。

イージーフィットの特徴

少しゆとりのあるサイズ感。袖は長め、身幅やリブ周りにゆとりがあり着丈は短め

カーキランダム(右)が当てはまります。ウエストや腕周りにゆとりがあり着丈は短め。

スタンダードフィットの特徴

適度なゆとりのあるニット

スリムフィットの特徴

体のラインに合わせて編まれたニットで二の腕下もスッキリし、美しいシルエット。1枚でもジャケットの中でも着心地の良い1着

シルバーマルチボーダーをみると、ウエストがくびれたシルエットで丈は適度な長さがあり、袖は長めです。

ジョンスメドレーの中古ニットを選ぶ時

ジョンスメドレーのニットを中古で選ぶとき、じゃぁこれはジャパンフィットなのか、イージーフィットなのかと販売者に確認をとってもわからないことが多いと思います。

大まかに ゆったりシルエットか、体にフィットするシルエットかくらいは確認しておくと失敗が少ないと思います。

いかがでしたか?本日はジョンスメドレーのニットサイズ感、シルエットについてまとめました。サイズ選びの参考になれば幸いです。

ジョンスメドレーについては、まだまだ素人です。誤りがありましたら教えてください。

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